
世界ではじめて動物専用に開発されたフルオロキノロン製剤で、細菌のDNAジャイレースに特異的に作用し、速やかに細菌の増殖を阻害します。すぐれた殺菌効果と組織浸透性で牛・豚の肺炎、下痢症を改善します。

- 抗菌スペクトラムが広く、グラム陽性・陰性菌及びマイコプラズマに対し、殺菌的に作用します。
- 細菌細胞のDNAジャイレースに特異的に作用して増殖を阻害しますが、動物細胞のDNAには直接作用できないため、動物に対しては安全です。
- 注射後速やかに標的臓器に移行します。
- 牛の大腸菌性下痢症ならびに肺炎、豚の大腸菌性下痢症ならびに胸膜肺炎に対しすぐれた効果を示します。
- 水性製剤であるため注射しやすくなっています。

| 製品名 | バイトリル®2.5%注射液 バイトリル®5%注射液 バイトリル®10%注射液 |
| 用途 | グラム陽性・陰性菌及びマイコプラズマの殺菌、牛・豚の大腸菌性下痢症や肺炎の治療 |
| 使用対象 | 牛・豚 |
| 効能・効果 | - 有効菌種:本剤に感受性の下記菌種
大腸菌、パスツレラ・ムルトシダ、アクチノバシラス・プルロニューモニエ、マイコプラズマ・ボビス、ウレアプラズマ・ディバーサム - 適応症:第一選択薬が無効の場合の下記適応症
牛:肺炎、大腸菌性下痢症 豚:胸膜肺炎、大腸菌性下痢症
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| 用法・用量 | - 1日1回、体重1kg当たりエンロフロキサシンとして下記の量を牛では頸部皮下に、豚では頸部筋肉内に注射する。
牛:肺炎 2.5~5mg、3~5日間 大腸菌性下痢症 2.5mg、3日間 豚:胸膜肺炎 2.5~5mg、3日間 大腸菌性下痢症 1.25~2.5mg、1~3日間 牛の肺炎に対して、投与3日以内に臨床的に好転が見られない場合には、他の治療法への変更を検討すること。
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| 成分・分量 | 【バイトリル®2.5%注射液】 本品100mL中に、エンロフロキサシン2.5gを含有
【バイトリル®5%注射液】 本品100mL中に、エンロフロキサシン5gを含有
【バイトリル®10%注射液】 本品100mL中に、エンロフロキサシン10gを含有 |
| 形状(包装) | バイトリル®2.5%注射液:50mL バイトリル®5%注射液:100mL バイトリル®10%注射液:50mL、100mL |

一般的注意
- 本剤は要指示医薬品であるので獣医師の処方せん・指示により使用すること。
- 本剤は第一選択薬が無効の症例のみに限り使用すること。
- 本剤は効能・効果において定められた適応症の治療にのみ使用すること。
- 本剤は定められた用法・用量を厳守すること。なお、用法・用量に定められた期間以内の投与であってもそれを反復する投与は避けること。
- 本剤の使用に当たっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、適応症の治療上必要な最小限の期間の投与に止めること。
- 本剤は「使用基準」の定めるところにより使用すること。
【注意】
本剤は薬事法第83条の4の規定に基づき上記の用法及び用量を含めて使用者が遵守すべき基準が定められた医薬品ですので、使用対象動物(牛、豚)について上記の用法及び用量並びに次の使用禁止期間を遵守してください。
牛:食用に供するためにと殺する前14日間又は食用に供するために搾乳する前60時間
豚:食用に供するためにと殺する前14日間
使用者に対する注意
- 本剤は強いアルカリ性(pH約11)であるので、皮膚、飲食物についた場合には速やかに水洗いすること。
- 本剤が目に入った場合には多量の流水(水道水)で十分に洗った後、医師の診察を受けること。
対象動物に対する注意
【副作用】
本剤は注射部位で硬結を起こすことがある。
【相互作用】
類似化合物で、非ステロイド性消炎鎮痛剤との併用により、まれに痙攣が発現するとの報告がある。
【適用上の注意】
本剤は一回の投与量が多い場合又は連続投与する場合は注射部位を変えること。
取扱い上の注意
使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。
保管上の注意
- 小児の手の届かないところに保管すること。
- 食品とは区別して保管すること。
その他の注意
- 本剤は、ナリジクス酸高度耐性株に対して効力を示すが、フルオロキノロン高度耐性株に対しては効力を示さない。
- 獣医師の処方せん・指示により使用すること。
- 使用基準の定めるところにより使用すること。
使い方
【豚への投薬方法】
効果を最大限に発揮するためには頸部筋肉内に確実に投与して頂くことが前提条件となります。つまり、皮下の脂肪層や筋間部に投与すると、薬剤の拡散が悪く、効果が十分に現れないばかりか、場合によってはこれらの組織に痕跡を残すことにもなりかねません。
そのため、正しい注射液の投与方法についてご紹介させて頂きます。
- 【1】発射部位について
確実に頸部筋肉内に投与するためには、脂肪層の薄い耳根部に投与するのが最良ですので、下図に示した部位に投与してください。
○正しい注射例
×正しくない注射例
(ジーピーラボラトリーズ(株)による、1989)
- 【2】注射針の長さについて
各発育ステージで脂肪層の厚さが異なるため、適切な長さの注射針を選択してください。一応の目安として、下表に体重別で示しましたので、参考にしてください。
| | 体重 |
| 1~10kg | 11~25kg | 26~50kg | 51~100kg | 100kg~ |
使用すべき 針の長さ | 10~12mm | 12~25mm | 25~30mm | 35~40mm | 40~45mm |
|---|
- 【3】注射容量について
バイトリル注射液には2.5%、5%、10%の3濃度の製剤があり、対象豚の体重に応じ、1回の投薬量が5mL以下となるよう、適宜選択してお使いくださいますようお願い致します。
バイトリル®注射液に関する資料がダウンロードできます。
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