
エンロフロキサシンを主成分とする経口投与型フルオロキノロン製剤。すぐれた抗菌活性と経口吸収率を有する抗菌剤です。3ヶ月齢までの子牛の肺炎、下痢症に対しすぐれた臨床効果を発揮し、多剤耐性菌にも有効です。

- 抗菌スペクトラムが広く、グラム陽性・陰性菌及びマイコプラズマに対し、殺菌的に作用します。
- 細菌細胞のDNAジャイレースに特異的に作用して増殖を阻害しますが、動物細胞のDNAには直接作用できないため、動物に対しては安全です。
- 経口吸収率が高く、投与後速やかに標的臓器に移行します。
- 牛の大腸菌性下痢症ならびに肺炎に対しすぐれた効果を示します。
- 粘稠剤を加え、直接経口投与したとき吐き出しにくいように工夫された製剤です。
- 子牛に飲ませやすい剤型です。

| 製品名 | バイトリル®2.5%HV液 |
| 用途 | グラム陽性・陰性菌及びマイコプラズマの殺菌、牛の大腸菌性下痢症や肺炎の治療 |
| 使用対象 | 牛 |
| 効能・効果 | - 有効菌種:本剤に感受性の下記菌種
マイコプラズマ・ボビス、ウレアプラズマ・ディバーサム、パスツレラ・ムルトシダ、大腸菌 - 適応症:第一選択薬が無効の場合の下記適応症
牛:肺炎、大腸菌性下痢症
|
| 用法・用量 | - 1日1回、体重1kg当たりエンロフロキサシンとして下記のとおり強制経口投与する。
牛(3ヵ月齢を超える牛を除く):肺炎 2.5~5mg、 3~5日間 大腸菌性下痢症 2.5mg、 3日間 肺炎に対して、投与3日以内に臨床的に好転が見られない場合には、他の治療法への変更を検討すること。
|
| 成分・分量 | 本品100mL中に、エンロフロキサシン2.5gを含有 |
| 形状(包装) | 100mL |

一般的注意
- 本剤は要指示医薬品であるので獣医師の処方せん・指示により使用すること。
- 本剤は第一選択薬が無効の症例のみに限り使用すること。
- 本剤は効能・効果において定められた適応症の治療にのみ使用すること。
- 本剤は定められた用法・用量を厳守すること。なお、用法・用量に定められた期間以内の投与であってもそれを反復する投与は避けること。
- 本剤の使用に当たっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、適応症の治療上必要な最小限の期間の投与に止めること。
- 本剤は「使用基準」の定めるところにより使用すること。
【注意】
本剤は薬事法第83条の4の規定に基づき上記の用法及び用量を含めて使用者が遵守すべき基準が定められた医薬品ですので、使用対象動物(牛)について上記の用法及び用量並びに次の使用禁止期間を遵守してください。
牛(3ヵ月齢を超える牛を除く):食用に供するためにと殺する前12日間
使用者に対する注意
- 本剤は強いアルカリ性(pH約11)であるので、皮膚、飲食物についた場合には速やかに水洗いすること。
- 本剤が目に入った場合には多量の流水(水道水)で十分に洗った後、医師の診察を受けること。
対象動物に対する注意
【相互作用】
- 類似化合物で、マグネシウムまたはアルミニウム含有の制酸剤との併用により、吸収が低下し、効果が減弱するとの報告があるので、併用は避けることが望ましい。
- 類似化合物で、非ステロイド性消炎鎮痛剤との併用により、まれに痙攣が発現するとの報告がある。
取扱い上の注意
- 使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。
- 使用期限を過ぎたものは使用しないこと。
保管上の注意
- 小児の手の届かないところに保管すること。
- 食品とは区別して保管すること。
- 開封後は密栓して保管すること。
その他の注意
- 本剤は、ナリジクス酸高度耐性株に対して効力を示すが、フルオロキノロン高度耐性株に対しては効力を示さない。
- 獣医師の処方せん・指示により使用すること。
- 使用基準の定めるところにより使用すること。
備考
【投与量の目安】
製剤として肺炎の場合、0.1~0.2mL/kg、大腸菌性下痢症の場合、0.1mL/kg。
バイトリル®2.5%HV液に関する資料がダウンロードできます。
当サイトのPDF書類をご覧いただくには、Adobe Reader™ 6.0以降を推奨します。5.0以下をご使用の方は左のアイコンをクリックし、アドビシステムズ社のサイトから最新のAdobe Reader™7.0をダウンロードしてください(ダウンロードは無料です)。アドビシステムズ、Adobe Readerのロゴマークはアドビシステムズ社の登録商標です。